1.Illustratorの書類をテキストエディターで開いてみる

 バージョン9より前の場合、Illustrator のファイルの中は文字がみっしり書かれたテキストファイルになっている(*1)

 さっそく開いて調べてみよう。用意するのはIllustratorで作ったファイル(*2)と、テキストエディター。エディターはMac 標準の SimpleText でもいいのだけど、残念なことに SimpleText には開けるファイルの大きさに制限があって32キロバイトを超えると開けない。なので私は常々YooEdit(http://www2s.biglobe.ne.jp/~yex/YooEdit/)を使用している。もちろん、YooEdit でなくてもテキストファイルをテキストとして開けるならどんなアプリケーションでもOKだ。

 では、Illustratorファイルをテキストエディターのアイコンにドロップするか、テキストエディターの「開く...」メニューから選択する。ドロップできない、あるいは選択ダイアログに表示されないというときは、Illustratorファイルの保存形式がEPSになっているからだ。EPSを解除して(*3)もう一度試してみる。さてどうだろう、文字がずらずらと現れただろう。


 一見意味不明な文字列ではあるがよくよく眺めているとその意味するところが分かってくる。例えば2行目あたりに

%%Creator: Adobe Illustrator(TM) 5.5J 95.01.01

というようなのがある。これはファイル保存時の Illustrator のバージョンを表している。ちなみにバージョン8.0の Illustrator を使って5.0/5.5形式で保存した場合は

%%Creator: Adobe Illustrator(TM) 5.0
%%AI8_CreatorVersion: 8

などととなっているはずだ。また、ファイル内でプロセスカラーを使用しているなら、数行下に

%%DocumentProcessColors: Magenta Yellow Black

と書かれているはずだ。この事例ではマゼンダ、イエロー、ブラックの3色を使用していることがこれでわかる。さらにその下の方にはそのファイルで使っているフォントの名前や配置しているファイルの名前が発見できる(もちろんフォントを使用している。また、ファイルを配置している。という場合の話)。他にもいろんな事が書かれているので見つけてみるとおもしろい。

 Illustratorファイルの書式は公開されていて、英語の解説ドキュメントが Illustrator のCDの中や Adobe のサイトにある(*4)